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SharePointとExcelの違い—使い分けのポイントとは?

MicrosoftのツールであるSharePointExcelは、どちらもビジネスシーンで頻繁に利用されます。しかし、それぞれの役割や機能は大きく異なります。本記事では、両者の違いや適切な使い分けのポイントについて解説します。


1. 基本的な役割の違い

SharePointExcel
主な用途ファイル共有・コラボレーション表計算・データ分析
データの扱い方クラウド上で管理、アクセス制御可能ローカルまたはクラウドで個別管理
リアルタイム編集可能(複数人で同時編集)可能(ただしSharePointやOneDriveと連携が必要)
ワークフロー管理可能(承認フローや通知機能あり)不可

2. Excelの特徴と強み

Excelは、表計算やデータ分析に特化したツールです。

  • データの計算・分析: 数式、関数、ピボットテーブルを活用できる。
  • 視覚化: グラフや条件付き書式を用いたデータの視覚化が容易。
  • 柔軟性: ローカル環境での利用も可能で、個別にデータを操作しやすい。
  • 個人作業向け: 小規模なデータ管理に最適。

3. SharePointの特徴と強み

SharePointは、クラウド上でのドキュメント共有やチームコラボレーションを目的としたツールです。

  • ファイル共有: 複数人が同時にファイルを閲覧・編集可能。
  • アクセス管理: ユーザーごとに権限を設定できる。
  • ワークフロー: 承認フローや通知機能を組み込むことができる。
  • 企業内の情報管理: ナレッジ共有やイントラネットとして活用可能。

4. 使い分けのポイント

活用シーンおすすめのツール
個人でデータ分析・計算をしたいExcel
チームでファイルを共有・編集したいSharePoint
リアルタイムで複数人が同時編集したいSharePoint(+Excel Online)
承認フローや業務プロセスを管理したいSharePoint
データの可視化やレポート作成をしたいExcel

5. ExcelとSharePointを組み合わせる方法

SharePointとExcelは連携して使用することで、さらに便利になります。

  • SharePoint上にExcelファイルを保存し、複数人で同時編集。
  • Power Automateと連携し、データの自動集計やワークフローの構築。
  • Power BIを活用して、SharePointのリストデータを可視化。

まとめ

Excelはデータの処理や分析に向いており、SharePointはファイルの共有やチームのコラボレーションに適しています。それぞれの特性を理解し、適切な場面で使い分けることで、業務の効率化が可能になります。

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